皆様には、清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、今年は能登の震災から始まり、翌日には海上保安庁機と日本航空機による衝突事故と痛ましい事故が続きました。犠牲になられた方々には、謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された多くの皆様に心よりお見舞い申し上げます。
さて、地球温暖化は一段と加速して、世界の至る所で異常気象が確認されておりますが、日本ではご存知の様に海水温の上昇に伴い、北海道でフグが大量に捕獲されたり、寒ブリで有名な北陸氷見では漁獲量が大きく落ち込んだりと海の環境が激変しており、なじみのある魚の価格がどんどん高騰して食卓に上る頻度は下がる一方です。私達の様な魚を愛し、生業としている者としては、何とも寂しい限りであります。
そのような中で、海水を使わない養殖技術は着実に進化しており、国内では既に西日本を中心に十数か所で行われております。近い将来この陸上養殖技術に大いに期待を寄せて、取り扱いが可能になる日を楽しみに待ちたいと思います。
今年も、どうぞ宜しくお願い致します。